パウダーの白馬コルチナスキー場その2

2019年1月24日から3泊4日で再び白馬コルチナスキー場にやって来ました。
前回はかみさんと二人でしたが、今回は東京在住の娘と三人です。娘は25日からの2泊3日で現地集合です。
娘は、25日の朝、新幹線で東京から長野まで行き、長野駅前で待機している白馬コルチナスキー場直行のバスでやって来ました。
長野駅発 9:40 の直行バスに乗り、11:20 にホテルに到着しました。東京からですと新幹線で長野駅まで2時間足らず、長野駅から 白馬コルチナスキー場まで2時間足らず、通算、4時間足らずで来れるのですから、やはり東京からは便利です。白馬コルチナスキー場その1の記事中にバスの運行表のコピーの写真を掲載していますのでよろしかったら参照してください。

私達は、兵庫からですので、中央道経由で、途中休憩を入れて車で約7時間かかります。
白馬コルチナスキー場は白馬の一番北の端にあり、白馬と言うよりも小谷村というのが本来の住所なのですが、奥白馬という名称を名乗っています。新潟県の糸魚川市から1時間弱で着くので、北陸道を経由しても中央道経由とほぼ同時間で到着します。
北陸道は通行量も少なく、道幅も広いため非常に走りやすい高速道です。しかし、降雪量が多いためよくチェーン規制がかかります。チェーン規制がかかると到着時間がどのくらいかかるか分からなくなります。
一方、中央道は通行量も多く、くねくねと曲がった山道が多く、運転に大変神経を使わなくてはなりません。ただ、チェーン規制がかかることはほとんどなく到着時間をかなり正確に計算できます。
もし八方などの白馬の中心部へ行くのなら、文句なしに中央道経由のほうが早く着くようです。それでも、運転の楽さを選ぶのか、時間を選ぶのか微妙なところです。
しかし、コルチナは八方よりもかなり北に位置していますので到着時間の差は微妙になってきます。となれば、運転の楽な方に軍配が上がりそうなのですが、残念ながら、今回は大雪のため、北陸道はやはりチェーン規制がかかりました。選択の余地はありません。少し疲れますが中央道経由を選択しました。
今回、途中の青木湖の近くで、車3台の追突事故があり、渋滞が発生したため少し時間がかかりました。朝の5時に出発し、途中3~40分ほどの朝食休憩を取りましたが、昼の12時30分頃に到着しました。前回も中央道経由だったのですが、30分ほど余計にかかっています。

当日は、風も強く、横殴りの雪が降っていたため、視界も悪く、また、大変気温も下がっていました。早朝からの長時間の運転で疲れ切っており、着替えてゲレンデに行く気がどうしても起きません。
また、娘のスキーも一緒に持って来ていたため、私たちが滑りに行くと、娘の板をどこかに預けなければなりません。しかし、ホテルのコインロッカーにはスキー用のものがありません。
私は、以前、新品のスキーの盗難にあった経験があり、休憩などでスキーから目を離さざるを得ない時、盗まれないかといつも不安になります。特に駐車場に近い場所では注意を払わなくてはなりません。
娘のスキーは去年の秋に買ったばかりの新品なので特に気を使いました。
実際、ここのホテルの中で滞在中何度も、スキーの取り違いがあったと放送されていました。スキーの取り違いとは、ずばり、盗難と言う事だろうと思います。

ここ、グリーンプラザ白馬は宿泊者であっても、荷物を預かってくれません。すべてコインロッカーを利用してくれと言う事です。ちなみにここのコインロッカーはその日のうちであれば何度でも出し入れ出来ます。
しかし、年末に行ったルスツのホテルでは荷物を預からない代わりにコインロッカーは無料で使用できます。ルスツのように、荷物を預からないのであれば、せめて宿泊者に対してコインロッカーは無料で使用できるようにしてほしいものです。

で、こういうことも重なって、スキーには行かず、昼食を兼ねて、2時半まで待機することにしました。前にも書きましたが、部屋を使えるのは3時からとなっていますが、2時半からチェックインでき、チェックイン後は部屋もスキーロッカーも使用できます。
しかし、やはり、スキーが気になります。フロントにどうにかならないのかと不満をぶつけると、初めて教えてくれたのです。

このままで預かってくれます

ロビーに白く塗ったパイプだけのカートが置いてあるのですが、この上に乗せて宅配コーナーに行くとスキーも預かってくれるとの事でした。
このホテルに3回目にして初めてわかった事です。料金は500円です。

前回も大雪だったのですが、今回も、今シーズン最強寒波とのことで、滞在中、2日に渡り合計で約50cm前後の積雪があり、ゲレンデコンディションは最高でした。

朝8時のリフト待ち

今回は、滞在中、土、日曜日を含んでいます。土曜日の朝、部屋の窓から第2クワッドリフト乗り場を見ると、7時前であるにもかかわらず、もう既に何人かリフト乗り場に並んでいます。頂上に行く第4ペアリフトは9時からの営業です。この寒い中、2時間以上待つつもりのようです。ノートラックのパウダーを滑るためにはここまでしなければならないのかと恐れ入りました。横着な私としては、張り合おうと言う気もなえて、あっさり、ノートラックのパウダーを諦めてしましました。(笑)
前回は平日だったせいか、第4ペアリフト乗り場で並んでいたのは、90%以上白人さんでしたが、今回は、半分ぐらいは日本人がいたようでした。
午後の荒れたバーンになると、外人さん達はどこに消えるのか、いつの間にか少なくなります。この外人さんはどこから集まってくるのでしょうね?
リフト運航開始から30分も遅れると、非圧雪地帯のパウダーはほとんど残っていません。ただ、バーンは荒れてきますが、まだ、雪が柔らかく、出来かかったコブに突っ込んでも跳ね飛ばされることはあまりありません。稗田山コース2は マックス42度、アベレージ36度という急斜面ですが、少しぐらい荒れてきても雪が柔らかかったらなんとかなります。斜度が急なだけ、突っ込んでいくと雪煙が上がる時があります。パウダーの雰囲気を少しだけでも味わえることができます。しかし、雪が固くなればなるほど、難しくなります。2,3日新しい雪が降らないと、私のテクニックではとてもじゃないけど太刀打ちできません。しかし、コルチナには圧雪されたバーンに私が面白いと感じるコースが余りありません。となれば、グルーミングされたロングコースのある八方方面に車で遠征するしかないのかなとも思う次第です。でも、雪が降り続いている限り、白馬コルチナスキー場は大変面白いスキー場だと思います。

3日で埋もれた私の車

ツリーエリアですが、コースから見ると、斜度もきつく、木と木の間隔が狭いため、滑る気がしません。しかし、よく見ると、少し斜度が緩く、前が開けているところがところどころに見受けられます。ここら辺で少しづつ慣れて行けばいいのではないかと思います。チャレンジして行けばなんとかツリーランも楽しめるようになるのではないかと思うところです。また、裏コルチナのバックカントリーもいつかガイドを頼んでチャレンジしてみたいものです。

私の膝は、変形性膝関節症の宣告を受け、韓国で軟骨再生手術を受けてきたほど、ひどい状態でした。手術を受けて3年8カ月が過ぎ、少しづつ回復してきました。
韓国で軟骨再生手術をした前と後では、スキーをしている時の私の膝の痛み方が変わりました。
手術前は、スキーを何日か楽しむと、膝が腫れ上がり、力が入らなくなるだけで、痛みはあまり感じなかったのです。しかし、足に力を込めて踏み込んでみても、ビンディングにステップイン出来ないぐらい力が入らない状態でした。もちろん滑走中にもスキーの抑えが利かずコントロールすることが難しくなってきました。スキーに来て何日かするとだんだん調子が出てくるものですが、私の場合反対で、2,3日するとまともにスキーが出来ない状態になりました。
手術後は、力をかけるとズキッと痛みが走るようになりました。しかし、痛みは走りますが、力をかけることはできています。現在、かなり回復して来ているようで、去年、一昨年と違い、痛みを感じながらもなんとか最後までスキーを楽しめるようになって来ました。ビンディングへのステップインも何とかできています。このペースでもっと回復してくれれば来シーズンはかなり良くなるのではないかと密かに期待しています。
しかし、韓国での軟骨再生手術を皆さんにお勧めできるかは今のところ微妙です。
手術の1年後、主治医は、軟骨は70%程度回復しているので手術は成功だと言いましたが、私には私の膝が良くなったとは感じることが出来ませんでした。
変形性膝関節症はそのままほっておくと悪くなることはあっても良くなることはあり得ません。ひざ痛から逃れる方法は、今のところ日本では、人工関節しか手段がありません。もし、この韓国での軟骨再生手術後に手術前よりもスキーを楽しむことができるぐらい膝の状態がよくなったとしたら、この日本ではできない手術が私にとって、素晴らしい価値がある手術になるでしょう。
来シーズンの私の膝の回復状態次第で判断したいと思います。また、機会を見つけて報告したいと思います。

と言う事で、私は、膝を固定するサポーターをはめ、整形医に処方された鎮痛剤を飲んでスキーに行きます。鎮痛剤には炎症を抑える効果もありますので、スキーを終えた後にも服用します。スキー終了後、まずする事は、膝のアイシングです。酷使された私の膝は、炎症を起こしかけ、熱を持っています。持参してきた氷嚢に氷と水を入れ、約15分間冷やします。その後、入浴をし、湿布薬を膝周辺に貼ります。
私は、膝の痛みは、膝周りの靭帯や筋肉、関節包が固くなって柔軟性が無くなり、炎症を起こすことで発生するのではないかと思っています。骨や軟骨には痛みを感じる神経は通っていないとの事です。ではどこで痛みを感じるのでしょう? 骨と骨がぶつかることによって、膝周りの靭帯や筋肉、関節包に炎症が発生し、その炎症から痛みが発生するのではないか。とすれば痛みを抑えるためには炎症を抑えればいいのではないかと思った訳です。
私は、普段から炎症を抑えるため、徹底してアイシングをします。膝に少しでも熱を感じたら、すぐにアイシングをするのです。そして、湿布を貼ります。また、炎症止めの鎮痛剤を飲むのです。炎症がましになると、痛みもましになります。また、お風呂で正座の練習をするとか普段から膝周りのストレッチをして靭帯や筋肉、関節包の柔軟性を高めるようにしています。また、膝関節に直接重量がかからないように、下肢の筋肉をつけることも重要です。普段からの運動がとても大切だと思います。膝の痛みを抱えてる皆さん、実行してみてください。必ず、良い効果が表れることでしょう。頑張りましょう!!!

ここのホテルではアイシング用の氷は無料で分けてくれます。氷嚢をもって、フロントに行き、アイシング用の氷をくれと言えば分けてくれます。しかし、たまに研修生などに当たると、アイスノンかそうでなければ売店で氷を売っているので買ってくださいと言われることがあります。彼らはどうすれば良いのか分からないため奥にいる上司に相談し、そういうふうに言えと指示されるのです。アイシングの氷を売店で買わなければならないなどとはとんでもないことです。飲料用の氷でしたら納得できますが、けがをおさめるための氷はどこの宿泊施設に行ってもただで分けてもらえるはずです。今までここのホテルで何回も売店で買えと言われましたが、抗議をするとただでもらえました。皆さん、氷を買えと言われたら、何度でも丁寧(?)にお願いしてみてください。頑張ってください。(笑)

今シーズンは、ここコルチナにあと1回、そして北海道のトマムスキー場のクラブメッドに行く予定です。去年オープンしたばかりのクラブメッドトマムは去年2回行ってますので3回目になります。2月14日からの3泊4日でコルチナ、3月4日からの5泊6日でトマムに予約を入れています。雪の状態が良いのを祈るばかりです。

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