ひざ痛緩和のためのダイエット・・・断食道場の選択 五色県民健康村健康道場 ヒポクラティック・サナトリウム

私の一番の趣味はスキーです。
変形性膝関節症への膝軟骨再生細胞治療と言う記事でも触れていますが、スキーは私の人生を変えたと言っても過言ではないと思います。
究極のスキーと言われている、カナダでのヘリスキー。その、ヘリスキーを楽しむため、多忙を極めていた仕事の合間を縫っての英語への取り組み。そして、体力強化。仕事以外での多くの時間をスキーのために費やしてきました。
しかし、酷使されてきた私の膝軟骨はすり減り、スキーなど、膝に大きな負担がかかるスポーツを行うと、膝に水がたまり、腫れ上がって、膝に体重をかけることが出来なくなっていました。
もうスキーを楽しむことは無理なのかと、暗澹たる思いの中にいました。
現在、日本でも膝軟骨の再生医療の研究が進んでいるようです。しかし、事故ではなく、長い時間をかけてすり減った膝軟骨の再生に関しては、治験どころか、いつごろ実用化できるのかの見通しも立っていないようです。私の年齢を考えると、気長に待つこともできませんでした。
とうとう、3年前、私は意を決して、膝関節内軟骨の再生手術をソウルで受けてきました。私の膝は、手術後の車椅子の状態から、徐々に回復し、3年かけてやっと、手術前の状態に近づいてきました。
私の膝は、非常に緩慢ですが、確実に、良くなっています。どこまで回復するのか、私には分からないのですが、しかし、回復し続けていることは間違いありません。回復が止まらないことを祈るばかりです。

先々シーズンよりも、先シーズンよりも、今シーズンの膝の状態は良くなっていることは確信出来ます。しかし、もっとスキーを楽しむために、膝の負担を減らすために出来ることがあります。脚力強化と体重を少なくすることです。

脚力強化に関しては、現在、私の膝は、登山が出来るまで回復して来ているので、引き続き、今までと同様、リハビリを兼ねたトレーニングを継続すればいいでしょう。

しかし、問題は、ダイエットです。何回も取り組んだのですが、人一倍、胃腸の丈夫な私は、食欲と言う、人間最大の本能に太刀打ちできませんでした。色々なダイエットに取り組んだのですが、ことごとく挫折。しかし、もう来シーズンまでに日にちの余裕がなくなってきました。こうなると、プロに頼むしかないのではないかという結論になった訳です。

色々と調べた結果、ライザップなどの在宅でのダイエットプログラムでのダイエットか、1~2週間かけてのダイエット合宿かのどちらかに落ちつきました。

ライザップですが、確実に結果が出そうなのですが、在宅であの高額な料金はどうやっても納得できません。また、私の意思では、リバウンドが避けられそうもありません。また、人の鼻ずらを引きずり回すようなあの広告を見ると、ライザップの経営理念が透けて見えそうで(失礼)、私としては、ごめんなさいと言わざるを得ないようです。もちろん、ライザップは結果にコミットしているようで、素晴らしい会社だと思います。皆さんの選択肢の1つではあると思います。あくまで、私の個人的な思い込みですので、ご容赦ください。

ダイエット合宿ですが、2つに分かれるようです。カロリー制限や糖質制限でのカロリー摂取制限と運動によるカロリー消費アップでダイエットを目的とする合宿と、文字通りの断食道場です。
私はかねてから断食に興味を持っていました。断食をすることにより、身体を飢餓状態に追い込み、生存本能のスイッチをオンにする。そして、身体に溜まっていた有害物質をデトックスし、働き続けていた内蔵を休ませ、免疫能力を高めることによって身体バランスを整える。
断食にはこういった効果が期待できると言われています。断食療法は、絶食によって起きるストレス状態が身体の回復メカニズムと普段は生活習慣のせいで眠っている自己調節力を目覚めさせると言われています。
しかし、断食はやり方を間違えると死に至るとまで言われており、通常のダイエット合宿と比べると大変危険であると思われます。
ダイエット療法は、現在まで、ロシア、ドイツ、アメリカなどで科学的に研究されており、その有効性は多くの実例を伴って実証されています。その効果は、精神疾患治療、リュウマチ性関節炎治療、生活習慣病治療、癌治療等多岐にわたり、研究が進むことによって現在の薬づけの医療現場に大きな変革をもたらすのではないかと期待されているようです。

今回、私が検討した断食道場は2カ所です。
淡路島の五色県民健康村健康道場と伊豆のヒポクラティック・サナトリウムです。どちらも医師が主催しているという意味で、精神修養等、宗教色のない、最も安心できるシステムではないかと思われる断食道場です。

まず、最初に検討したのは、私の居住地と同県内にある五色県民健康村健康道場でした。
1982年に兵庫県と淡路島の五色村(現 洲本市)によって共同事業として開設され、十分な医学的管理のもとに、本格的な医学的断食療法を実施しており、開設以来すでに2万人以上の方が体験されたとの事です。
当初、この道場を検討してたのですが、落とし穴がありました。私は断食体験をしたかったのですが、こちらでは60歳以上の人には断食療法はできないとの事でした。断食療法のかわりに、もっと身体に負担の少ない低カロリー療法なるものしか実施できないそうです。断食療法を検討されている方の体力、体調等を確認もせず、ただ一律に60歳以上はできないと切り捨てられることに少し納得ができませんでした。
また、断食期間中は激しい運動は控え、静かに過ごさなければならないとなってます。私の目的はダイエットですが、同時に筋肉をつけなくてはなりません。断食をすることによって体重は減ったが筋肉も落ちるのでは本末転倒です。今まで、ダイエット中は、出来るだけ筋肉を落とさないよう普段以上に運動をしてきました。しかし、ここでは筋肉を維持するという目的の運動は歓迎されないようでした。筋肉を維持できるのか疑問符が付きました。
その上、料金もかなり高いように感じました。
ただ、断食期間中、血液検査、尿検査等の医学的検査を行い、体調の変化を注意深く見守ってくれるようなので、他の断食道場と比べ、一番安心できる所だとは思います。
しかし、私がここに書いた事は、私がネットで調べた感想を述べたもので、実際に体験していませんので、誤解等がある可能性があります。五色県民健康村健康道場を検討されている方は、ご自分で再度、お調べになり、ご判断なされることをお勧めします。

最終的に私が選択した断食道場は、伊豆のヒポクラティック・サナトリウムです。
ホームページでの紹介を転載します。
ヒポクラティック・サナトリウムはニンジンジュース断食・玄米食・温泉等で健康を増進する保養所(サナトリウム)です。「病気は食事療法と運動によって治癒できる」と主張した医聖ヒポクラテスの名にちなみ、医師である石原結實によって1985年に伊豆高原に設立されました。

ここは、五色県民健康村健康道場と正反対で、断食中、なんらの制限もありません。全て自己責任で、何をしてもOKです。断食中、どう過ごしたら良いのかという説明すらありませんでした。これも少しどうかなと疑問に思ったぐらいでした。

2018年9月10日から9泊10日でヒポクラティクス・サナトリウムを体験して来ました。私の体験を次の記事で詳しく述べたいと思います。

次記事 ”ヒポクラティック・サナトリウム・・・ニンジン・リンゴジュース断食 体験して来ました。(1)” に続く。

今回の断食道場体験記に関するアップ記事
1 ひざ痛緩和のためのダイエット・・・断食道場の選択
  五色県民健康村健康道場 ヒポクラティック・サナトリウム
2 ヒポクラティック・サナトリウム  ニンジン・リンゴジュース断食 体験して来ました。(1)
3 ヒポクラティック・サナトリウム  ニンジン・リンゴジュース断食 体験して来ました。(2)

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